世田谷区役所の建て替え問題 区が「特質継承して整備」の素案

2016/9/9 7:00
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東京都世田谷区役所の庁舎を保存するかどうかについて、保坂展人区長は8日公表した庁舎整備の基本構想の素案で「本庁舎などの空間特質をできるだけ継承する」方針を示した。建て替える場合も現庁舎の特色を残すべきだとした有識者らの報告書に同意した形だ。

区長が記者会見で明らかにした素案によると、区役所と隣接する区民会館を一体で整備する。庁舎の延べ床面積は約5万6000平方メートルで、事業費は約410億円。2019年度までに設計を終え、26年度までの完成を目指す。

世田谷区役所の庁舎は日本を代表する建築家の故前川国男が設計し、高層棟と低層棟と広場の配置に特徴がある。区民の間には文化的価値がある現庁舎を保存すべきだという意見があり、保存か建て替えかで意見が割れている。

有識者や区民でつくる検討委員会が8月に区長に提出した報告書では、建て替える場合も現庁舎の特色を継承するよう求めた。区長が公表した素案は検討委の意見を取り入れた形で、建て替える場合も現庁舎のデザインや建物の配置を生かすとみられる。

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