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山形の第一貨物 ベトナムで物流事業

2017/8/10 7:01
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 第一貨物(山形市)はベトナムの物流企業インターログ社(ホーチミン市)に資本参加する。ベトナムには日系企業が約1600社以上進出するなど、日本並みの質の高い物流サービスのニーズが高まっているとみて、現地企業と提携して貨物混載輸送を始める。同国を足がかりに東南アジアの市場開拓を進める。

握手する第一貨物の武藤社長(右)とインターログ社のミン社長

 武藤幸規社長とインターログ社のグエン・ドウイ・ミン社長らが、山形市の第一貨物本社で基本合意覚書を締結した。10月にホーチミン市で正式契約する。

 出資は2017年、20年の2回に分けて、全株式の20%にあたる50万株を取得する。出資総額は1億6500万円となる見込み。第一貨物からインターログ社へ社員1人を出向・常駐させるほか、短期研修社員をそれぞれ1人相互派遣する。株式20%取得後は第一貨物から役員を派遣する考えだ。

 業務提携では、ベトナムで生産された部品やパーツ類、完成品を混載して日本に輸送する事業を進める。

 インターログ社は05年設立の中堅物流で、国際貨物輸送やコンテナヤード、通関事業・倉庫業を手掛け、16年度の売り上げは約7億円で、従業員は約120人。ホーチミンやハノイ、ハイフォン、ダナンといった主要都市に拠点を持ち、日系企業との取引もあって、小口混載貨物に強いという。

 第一貨物は14年、ハノイに駐在員事務所を開設し、現地での混載ニーズや日系企業の市場調査を進めていた。

 第一貨物の海外事業は、11年に中国・上海に現地法人「上海特耐王第一物流有限公司」を設立。当初はヤマダ電機向け物流を担っていたが、ヤマダの中国撤退を受け、現在は中国で生産されたアパレルの欧州向け輸出を手掛けている。15年に上海に駐在員事務所も開設。16年7月には通関事業者ナビトランス(横浜市)を買収している。

 一方、第一貨物などの持ち株会社、ディー・ティー・ホールディングスは、13年にDT商事を設立し、日本から中古トラックをフィリピンなど東南アジア向けに輸出している。14年には冷凍車のボディー製造のジャパン・ボディー・マニュファクチャリングを設立するなど、貨物輸送の周辺分野で海外展開をしている。

 武藤社長は「かつて60億トンを超えていた国内貨物輸送量は45億トンへと3割減少した。過当競争の国内では成長を確保できない。身の丈に合わせ、現地企業と組んで海外展開する。東南アジアを突破口にしたい」と話している。

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