2019年5月24日(金)

秋田産サクランボの天然ワイン 相川ファームが開発

2016/12/7 7:00
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農業生産法人の相川ファーム(秋田県湯沢市)は6日、秋田県産サクランボの100%果汁を使ったワインを開発したと発表した。県が進めるオリジナル酵母を使った6次産業化の取り組みの一つで、県総合食品研究センターや県内企業が開発に協力した。国産のサクランボを天然酵母で発酵させたワインは全国で初めてという。

開発したワイン「さくらんぼの、あわ」は、鮮やかな赤色とほのかな甘み、さわやかな微炭酸が特徴。原料にポリフェノールが豊富な県産「紅さやか」を使った。種が大きく他の品種より実も硬いが、一度冷凍して解凍することで実を柔らかくし、種を残したまま果汁だけを搾り取れる方法を考案した。県オリジナル酵母の「秋田美桜酵母」で発酵することで、添加物を加えずに華やかな香りを実現した。

開発には県総合食品研究センターが協力。ジュース製造の大沢ファーム(秋田県横手市)で果汁を搾り、ワイン製造販売の岩城(同由利本荘市)で醸造した。17日から相川ファームやインターネット通販で試験販売を始める。300ミリリットル入りで価格は1700円(税込み)。初年度はサクランボ900キログラムを使い、1000本限定とした。

来年以降は生産量拡大と果汁を搾る段階のロス率低下などによって価格を下げ、卸売りも始める予定。将来は輸出も目指す。菅忠一郎社長は「サクランボといえば山形だが、秋田も全国5位の産地。産地間競争に勝てるよう、ワインでブランド化を進めたい」と話す。

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