秋田県仙北市でドローンの「アジアカップ」 国内で初開催
秋田県仙北市で29~31日、「地方創生・近未来特区」を活用した小型無人機(ドローン)の飛行レースが開かれる。「ドローンインパクトチャレンジアジアカップ2016」で、国内での開催は初めて。市は3日間で2千人の来場を見込む。
アジアカップは、パイロンなどで作られたコースを時速150キロで飛行するドローンレースが中心。選手はリアルタイムで受信した映像をヘッドディスプレーで確認しながら操縦する。芸術性を審査員が評価するフリースタイルも開催。各部門で国内のほか中国、韓国などアジア計8カ国の選手ら計約50人が参加する予定。
大会実行委員会の駒形政樹代表は「国内では通常ドローンを同時に3機までしか飛ばせないが、最大7機まで周波数帯を使える特区ならではのレース」と見どころを強調。仙北市の門脇光浩市長も「国内で先駆的な取り組みでドローン産業の集積につなげたい」と期待する。
29日は市内の角館交流センターで「近未来技術がひらく田舎の未来」と題するシンポジウムも開催。ドローンに関する基調講演やパネルディスカッションを行う。