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温泉熱でトマト栽培 大蓉HDが農業参入

土木建設の大蓉ホールディングス(埼玉県川口市)は農業事業に参入する。千葉県鴨川市に温泉熱を利用し通年でハウス栽培ができる施設を建設し、高糖度のトマト栽培を始める。農業ベンチャーの銀座農園(東京・中央)から農業のノウハウの提供を受け、農業を新たな収益源に育成する。

千葉県鴨川市に持つ自社の土地を活用して、農業事業に乗り出す。子会社で太陽光発電施設を維持管理する日本ソーラー発電(埼玉県川口市)が運営する。第1弾として8月下旬、5棟からなる約3000平方メートルのハウス栽培施設を設置。約2万株のトマト苗を植えた。11月末から収穫を始め、初年度の生産量は23トンを目指す。

トマト栽培の技術ノウハウは、銀座農園から提供してもらう。同社は3年ほど前から企業向けに農業参入の支援サービスを始めた。地域のスーパーや百貨店などを紹介し、販売ルートの確保も後押しする。

栽培するのは高糖度トマト。アイメック農法と呼ばれる方法を用いる。特殊フィルムを使ってトマトが吸収する水分を抑え、必要な養分だけを吸収できるようにすることで、糖度の高いトマトができるという。源泉があることから、温泉熱を利用して暖房管理することで施設運営のコスト削減にもつなげる。

この施設とは別に、2018年末に向けて新たに5つの栽培施設を同土地に設け、ハローワークや障害者施設などを通じて約40人を現地で雇用する。高糖度トマトが地域の特産物になるように増産していく。

同社は主に公共の建設・土木工事事業を展開してきた。17年3月期のグループ全体の売上高は180億円。

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