三菱自、水島製作所で軽自動車生産を再開

三菱自動車は4日、燃費データ不正問題で稼働を停止していた水島製作所(岡山県倉敷市)での軽自動車4車種の生産を約2カ月半ぶりに再開した。停止が続いていた生産ラインを調整した上で、同日は5台を製造する予定。今後は徐々に生産台数を増やし、20日に本格稼働する計画だ。
水島製作所には4日朝、軽自動車の組み立てを担当する従業員らが出社した。40歳代の男性従業員は「久しぶりの会社でうれしい」と笑顔を見せた。
三菱自は燃費データ不正問題を受け、水島製作所の軽自動車生産ラインを4月20日から停止。これに伴い、従業員3600人のうち1300人が一時帰休となり、一部は他工場への応援派遣などに回っていた。今後は順次、職場に復帰する。
軽自動車の生産台数は7~8月には月間5000台、9月は同9000台に増やす計画だ。
水島製作所の生産停止により、取引先の部品メーカーも操業停止に追い込まれるなど、地域経済に大きな影響が出ていた。
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