千葉市に屋外ドローン飛行練習場 企業や個人の操縦訓練などに
小型無人機(ドローン)を使った空撮などを手がけるダイヤサービス(千葉市)は1日、ドローンの飛行練習場を開業した。航空法が定める飛行制限のない同市花見川区の休耕田を活用。自由に飛ばせる環境を提供し、メーカーの実証実験や関連ビジネスを手がける企業による操縦訓練の需要を取り込む。
「HATAドローンフィールド千葉」の広さは約1万4000平方メートル。京葉道路の武石インターチェンジから車で10分の場所に位置し、都心から1時間圏内にある。企業に加え個人でも利用でき、料金は2時間で4000円から。同社のインストラクターが操縦方法を指導するサービスも提供する。
2015年12月施行の改正航空法では、人口密集地などで飛行する際に国土交通省の許可が必要になったが、同フィールドでは自由に飛ばせる。千葉市は国家戦略特区の制度を活用したドローン宅配の実現を目指し関連企業の集積に力を入れており、こうした企業を中心に呼び込む考えだ。