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日清医療食品、京都・亀岡に介護給食の新工場

介護給食大手の日清医療食品(東京・千代田)は、京都府亀岡市に同社最大の工場を立ち上げると31日発表した。投資額は約96億円で、2017年4月の稼働を予定する。生産能力は1日約10万食。大量調理によってコストを削減しつつ、高齢化で需要が伸びている介護給食の市場シェアを伸ばす。

新工場「ヘルスケアフードファクトリー亀岡(仮称)」は、現在稼働している製造拠点の合計の約4倍の生産能力を持つ。関西や中四国、北陸地方の医療や福祉施設向けの食事を製造する。

建物面積が約1万3千平方メートル、敷地面積は2万6400平方メートルで16年4月に着工する。安道光二会長兼社長は記者会見で、「現在はどんなに作っても足りない状況。多くの医療福祉施設に安定供給するには、大規模なセントラルキッチンが必要」と述べた。

同社は現在約5300カ所の事業所に食事を提供している。需要が膨らむなかで、患者の症状や年齢に合わせたソフト食や刻み食といった食事の作り分けにも取り組む。冷蔵や冷凍の状態で運び、施設で再加熱するだけで食べられる新製品を増産する計画だ。

日清医療食品の15年3月期の単体売上高は2088億円。新工場操業と共にさらに業容を拡大する。

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