森永製菓と森永乳業、株価急落 統合見送りで売り広がる

2017/3/31 10:22
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森永製菓森永乳業が30日に経営統合に向けた検討を終了すると発表し、31日の東京株式市場では両社の株式への売りが膨らんだ。森永製菓は朝方に一時、前日比8%安と大幅に下落。森永乳業は取引開始から1時間以上がたった午前10時すぎに制限値幅の下限(ストップ安)にあたる15%安の826円でようやく取引が成立したが、その後は再び売り気配となっている。両社の経営統合によりブランドの強化や海外展開、M&A(合併・買収)などに弾みがつくと期待されていただけに、統合見送りへの失望感が広がっている。

少子高齢化を背景に国内市場が成熟化するなか、株式市場では両社が統合して規模を拡大すれば海外市場での販路の開拓やM&Aなどで競争力が高まるとの見方が強かった。経営統合への期待から森永乳業と森永製菓の株価は30日にそろって27年ぶりの高値を付けたばかりだった。

両社は生産や物流部門の合理化など巡って意見が折り合わなかったとされている。30日に「経営統合については現時点での検討を終了し、両社それぞれの事業戦略への注力により、経営基盤の強化を図っていくことを最優先すべきという結論に至った。事業における協業の様々な可能性については、今後も引き続き検討していく」とのコメントを発表していた。

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