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東芝、美的集団と白物事業売却で最終合意

東芝は30日、白物家電子会社の東芝ライフスタイルの株式80.1%を中国家電大手の美的集団(広東省)に売却することで最終合意したと発表した。売却額は負債も含めて約537億円。テレビなどの映像事業は子会社に移管して東芝が続ける。赤字事業のリストラに一定のメドを付け、財務体質の改善を急ぐ。

同日は台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープを買収することも決定。日本の電機大手と家電事業がアジア企業傘下で再生を目指すことが相次いで決まるという電機産業にとって節目の日となった。

東芝は6月30日付で美的の香港子会社に売却する。東芝は東芝ライフスタイルの白物事業を「実質的な債務超過」(同社)としており、連結対象から外すことで、約900億円の売却益を2016年4~6月期の連結税引き前利益に計上する見通し。今月18日に発表した17年3月期の業績見通しには織り込んでいない。

美的は白物の東芝ブランドを世界中で40年間使用できるようになる。ドラム式洗濯機の振動を和らげる特許など5000件以上の知的財産も使える。

美的は東芝ライフスタイルの全従業員を雇用する。愛知県瀬戸市の開発拠点や小物家電の東芝ホームテクノ(新潟県加茂市)も引き継ぐ。東芝ホームテクノなど東芝ライフスタイル傘下の16社も東芝グループから外れる。

東芝は同じく中国家電大手の創維集団(スカイワース)に白物の中国販売を委託しているが「今後の関係はこれから検討する」(東芝)としている。テレビなどの映像事業は同日付で東芝メディア機器(青森県三沢市)に継承して東芝の他事業と連携する。

東芝ライフスタイルの15年3月期の連結売上高は4989億円で営業損益は821億円の赤字。そのうち映像事業は1917億円、同321億円の赤字だった。

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