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京セラ、米超硬工具メーカー買収 品ぞろえ拡充

2016/3/30 20:28
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京セラは30日、米超硬工具メーカーのSGSツールカンパニー(オハイオ州)を買収すると発表した。買収額は約100億円。自動車や航空機の部品などの切削加工に使う超硬工具では、京セラが粗加工用を手掛けるのに対して、SGSは仕上げ加工用に強みを持つ。買収で製品の品ぞろえを拡充し、世界シェア拡大につなげる狙い。

SGSのオーナー家が持つ全株式を取得し、5月2日に子会社化する。SGSは主に仕上げ加工に使われるドリルや医療用工具などの専業メーカー。京セラは粗削りに適した工具が9割を占める。自動車部品などの切削加工ではまず粗削り加工をしてから仕上げ加工をする。一貫した製品をそろえることで、顧客への提案力を強化する。

SGSの売上高は年70億~80億円。一方、京セラの工具の売上高は数百億円で、日本を含めたアジアに強みを持つ。京セラは2011年にデンマークの超硬工具メーカー、ユニメルコを約200億円で買収して欧州事業を強化しており、SGS買収で北米事業のてこ入れも狙う。北米での売上高は現在、約100億円だが、18年度に250億円への拡大をめざす。

世界の超硬工具市場は約2兆円とされる。中国のスマートフォン(スマホ)生産の落ち込みなどで足元の需要は減少しているが、中長期的には自動車や航空機向けの需要増加が見込まれる。炭素繊維やチタンなど硬い素材の部品が増えているためだ。スウェーデンのサンドビックなど海外勢が高シェアを持っており、京セラは今回の買収などを通じて追い上げを狙う。

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