日立製作所とSGホールディングス、資本・業務提携を正式発表
日立製作所は30日、佐川急便を傘下に持つSGホールディングスと物流分野で資本・業務提携すると正式に発表した。日立グループで59%を出資する日立物流の株式のうち、29%をSGに875億円で売却。日立物流はSGが保有する佐川急便株の20%を663億円で買い取る。それぞれ5月中旬に払い込む。日立物流と佐川は経営統合の検討を始めるとしている。
相互出資を通じて国内物流2位グループが誕生する。企業間物流に強い日立物流と、宅配便を得意とする佐川が包括的に協力することで、倉庫の在庫管理から個人宅への宅配までを扱う総合物流グループを形成することを目指す。
日立物流とSGの2015年3月期の売上高を単純合計すると1兆5360億円となり、ヤマトホールディングス(1兆3967億円)を上回り、国内陸運首位の日通(1兆9249億円)に次ぐ2位となる。
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