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宇宙ロケット、打ち上げ失敗 エンジン緊急停止

(更新)

実業家の堀江貴文氏らが創業したベンチャー(VB)のインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は30日午後4時32分、観測ロケット「MOMO(モモ)」初号機を打ち上げた。飛行中に機体の情報が受信できずエンジンを緊急停止し海に落下。民間単独開発ロケットの宇宙への挑戦は失敗に終わったが、堀江氏は「後継機を3カ月後に開発する」と次の狙いを語った。

観測ロケット「MOMO」の打ち上げ後、記者会見する実業家の堀江貴文氏(30日午後、北海道大樹町)

堀江氏「後継機、3カ月後に開発」

「機体が破損するなどの不具合があった」。記者会見で、インターステラの稲川貴大社長は宇宙空間に届かなかった原因を語った。打ち上げ直後は正常だったが、66秒後に飛行速度がマッハを超えたときに機体が破損したとみられる。配線などが破れて機体からの通信が途絶えた。直後にエンジンを緊急停止させた。到達高度は約10キロで海岸から約6.5キロメートルに着水したという。

モモは全長10メートルの小型ロケット。民間企業が単独で開発した国内初の宇宙ロケットとして期待を集めていた。打ち上げから約4分後に地上100キロメートルの宇宙空間に到達し、搭載した機器で宇宙に到達するまでの機体の挙動などを調べる目的だった。稲川社長は「宇宙には届かなかったが、機体のデータを取るという意味では満足」と打ち上げの意義を強調した。

北海道大樹町の実験場から打ち上げられる「インターステラテクノロジズ」の小型ロケット(30日午後)=共同

しかし、打ち上げが4回延期されるなどトラブルが連続した。29日午前の発射予定だったが、機材の不具合や天候の影響で打ち上げを2度延期し30日に設定した。

エンジン開発と姿勢制御は成功

30日早朝には、ロケットの燃料タンクのバルブや機体を制御する基板部品に問題が発生した。その後、同日正午ころの打ち上げ予定も延期し、午後4時32分に打ち上げを決行した。今後、打ち上げ直前の機体整備のノウハウを蓄積する必要がある。

今回、エンジン開発と姿勢制御は成功した。機体破損の原因究明と対策が、インターステラが2020年の打ち上げを目指す次世代ロケット開発への第一歩となる。

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