任天堂、99億円の最終赤字 4~6月期

2014/7/30付
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任天堂が30日発表した2014年4~6月期の連結決算は最終損益が99億円の赤字(前年同期は86億円の黒字)となった。売上高も前年同期比8%減の746億円だった。前年同期にあった為替差益169億円がなくなったのと、携帯型ゲーム「ニンテンドー3DS」のハードの販売台数が82万台と前年同期より約4割減少したのが響いた。

6月から病気療養中の岩田聡社長は病院から幹部にメールを送れるまでに回復したという。しかし任天堂の経営は足踏み状態で迅速さを欠く。

スマホゲームは速いと3カ月に1度のペースで新作が出る。任天堂は新型ハードを5~6年程度の周期で投入する。最新の据え置き型ゲーム機「Wii U」の発売は12年。新製品の登場はまだ先とみられる。

同社の代表作品「大乱闘スマッシュブラザーズ」の最新作は年末をメドに開発を進めているが発売時期がまだ決まらない。開発陣は人気のゲームキャラクター「マリオ」を生み出した時からほとんど同じだ。

4~6月期で「Wii U」の販売台数は前年同期の約3倍となるなど明るい話題もある。15年3月期の連結業績予想は据え置き、営業損益は400億円の黒字(前期は464億円の赤字)と4期ぶり黒字を見込む。京都市に約190億円を投じ約1100人の開発要員が働ける新棟も設けた。巻き返しへ「リセット」できるか正念場だ。

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