吉本興業、「中小企業」に 資本金1億円に減資
財務体質を改善

2015/7/29付
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吉本興業は9月1日付で資本金を125億円から1億円に減資する。6月の株主総会で承認を得ており、取り崩した分は資本準備金に充てて財務体質を改善するとともに新規事業などの成長投資を増やす。減資後は税法上、資本金1億円以下の中小企業扱いとなり、法人税などが優遇される。

吉本興業はテレビやラジオ番組の企画・制作、「なんばグランド花月」などの劇場の運営を手掛けている。2015年3月期は子会社株の評価損などで特別損失を計上したため、税引き前損益が29億円の赤字だった。

14年11月には海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)などから出資を受け、海外で番組制作などを手掛けるMCIPホールディングス(東京・新宿)を設立。今秋からは日本に進出する動画配信世界最大手の米ネットフリックスとも提携する。独自制作するドラマやバラエティー番組を世界6500万人のネットフリックス会員向けに配信し、吉本のブランド力を高める。

吉本興業は1961年に東証1部に上場した。民放大手など13社が出資したクオンタム・エンターテイメントが09年に実施したTOB(株式公開買い付け)に伴い、10年に上場廃止となった。株式は現在も民放大手などが保有している。

資本金の減資では5月にシャープが1200億円以上あった資本金を1億円に減らす方針を打ち出し、官房長官らの批判で断念した経緯がある。

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