2018年8月19日(日)

姫路の液晶工場で電池生産、パナソニックが正式発表

2017/9/29 22:25
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 パナソニックは29日、兵庫県姫路市の液晶パネル工場で車載用リチウムイオン電池の生産を2019年度から始めると正式発表した。米テスラとの米国工場や、中国の大連工場で増強を進める中、国内でも成長分野への投資を急ぐ。清算したプラズマディスプレー工場と並ぶ巨額投資失敗の象徴とされる姫路工場だが、国内電池生産の主力拠点として復活する。

 作るのは角形の電池で、国内の自動車メーカー向けのプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)に搭載する。投資額は明らかにしていないが、数百億円規模のもよう。

 姫路工場は10年に2350億円を投じて液晶パネルの量産を始めたが、業績低迷からテレビ向けパネル生産から撤退。医療向けなどを少量作っている。パネルの生産は続けつつ、今回は電池への攻めの投資だが、既存工場を活用するあたりに、プラズマや液晶パネルの教訓を生かそうとする慎重姿勢が垣間見える。

 電池では技術力や安全性という質で勝負するパナソニックだが、中韓勢は量の拡大を急いでいる。両者のバランスをどうとっていくかの経営判断は難しさを増す。

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