米GE、岡山の塩田跡地に国内最大級メガソーラー
米ゼネラル・エレクトリック(GE)は29日、岡山県瀬戸内市の塩田跡地に発電能力約23万キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。事業化を決定した案件では国内最大級となる。総事業費は1100億円で、2019年に稼働させる。
発電した電気は中国電力に全量を売電する。売電収入は年間で約100億円規模にのぼる見通しだ。
発電事業を運営する特別目的会社(SPC)にGEグループが60%を出資する。このほか東洋エンジニアリングが30%、国内投資会社のくにうみアセットマネジメントが10%をそれぞれ出資し、売電事業に参画する。売電収入は経費を控除した後、3社で分ける。
太陽光発電を巡っては九州電力の管区内などで送電網の接続にメドがたたない問題が起きているが、GEの発電所は中国電力から電力系統に連携する承諾を取得済みだ。
国内のメガソーラーの規模は、稼働済みでは丸紅の大分市臨海部の発電能力約8万キロワットが国内最大級でGEの発電所はこの約3倍となる。構想としては京セラなどが長崎県で同約43万キロワット規模を検討しているが、事業化は正式決定していない。
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