2019年2月19日(火)

紙離れでも積極投資 凸版印刷100億円、神戸新聞は輪転機

2016/11/28 16:38
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人口減や電子媒体の普及による「紙離れ」が進むなか、印刷会社や新聞社が積極投資に打って出る。凸版印刷は28日、雑誌や書籍の印刷を手掛ける川口工場(埼玉県川口市)での約100億円の設備投資を発表。神戸新聞社(神戸市)も輪転機の発注に踏み切った。最新鋭の印刷機械を手に入れて業務を効率化、収益基盤を固める狙いだ。

凸版印刷が川口工場で導入するのは、高速オフセット輪転印刷機など。このほど延べ床面積1万7722平方メートルの新棟を建設。これまで全国に点在していた印刷・製本の設備を集約するという。新しい生産ラインは12月から稼働する予定だ。

最新型の印刷機を導入することで、これまで受注してきた雑誌などに加え、印刷数が数百から数千と少ない自費出版の書籍や高価な学術書の印刷にも機動的に対応する。幅広い印刷需要を掘り起こすことで、「紙離れ」に対抗する。

一方、三菱重工業グループで印刷機事業を手掛ける三菱重工印刷紙工機械(広島県三原市)も同日、神戸新聞社から新聞用の輪転機2セットを受注したと発表した。受注額は非公表。兵庫県姫路市に建設予定の新工場向けで、2019年春にも稼働する。

神戸新聞社は朝刊約53万部、夕刊約19万部の「神戸新聞」を発行する老舗新聞社。「デイリースポーツ」も全国規模で発行している。

三菱重工印刷紙工機械では今後も新聞発行に欠かせない輪転機の国内外での更新・新設需要を捉え、受注案件を積み増していく考えだ。

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