ドワンゴ、人工知能研を設立 「ニコ動」で成果発信
KADOKAWA・DWANGO(角川ドワンゴ)傘下のドワンゴは28日、人工知能(AI)の研究所を設立したと発表した。教育や環境問題などへの応用を目指し、人間の知能を上回るAIの研究に取り組む。研究成果は動画サービス「ニコニコ動画(ニコ動)」などで情報発信する。
社内に「ドワンゴ人工知能研究所」を設け、人工知能学会の山川宏理事が所長に就いた。今後は外部から研究員を招くほか、社内に専門担当者を置くことも検討する。
研究では神経科学やソフトウエア工学、機械学習といった分野の研究機関や企業などと連携する。研究成果は食糧問題や情報セキュリティーなどの課題の解決にも役立てる考えだ。
ドワンゴはプロの将棋棋士とAIが対局するイベント「電王戦」を開催し、AI技術の向上を後押ししている。
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