ルノー・日産連合、世界販売首位に 17年1~6月期

2017/7/28 19:52
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 世界自動車大手の2017年1~6月期の販売実績が28日、出そろった。16年10月に三菱自動車を傘下に収めた仏ルノー・日産自動車連合が前年同期比7%増の526万8079台となり、前年首位だった独フォルクスワーゲン(VW)を抜いて初のトップに立った。トヨタ自動車は過去最高を更新したが3位。自動車業界が大きな環境変化を迎えるなか、各社は規模追求よりも構造改革を急いでいる。

 三菱自を含むルノー・日産連合は、ルノーがお膝元の欧州に加えアフリカや中東、インドなどで販売を大きく伸ばしたほか、日産は日本市場が回復した。

 世界の自動車市場ではGMが07年まで77年間、世界販売トップを維持したが、08年にトヨタが首位の座を奪った。14年以降はトヨタとVWが僅差で首位を競う構図が続いていた。

 トヨタの17年1~6月期の世界販売台数は子会社のダイハツ工業と日野自動車を含めて3%増の512万9000台。過去最高を更新したものの、市場が縮み始めた米国はトヨタ単独ベースで115万5000台と4%減った。ガソリン安で大型車の需要が増え、トヨタのシェアが高い乗用車が落ち込んでいる。一方で日本は新型車で10%増えた。

 VWの1~6月期の世界販売台数は同1%増。ディーゼル車離れが進むドイツや、アウディの販売が落ち込んだ中国の2大市場で前年割れした。

 今後のトップ争いはトヨタ、VW、ルノー・日産連合の3陣営で激しさを増しそうだ。だが日産の田川丈二常務執行役員は「規模からどれだけシナジー(相乗効果)を生むかが大事であって、台数で一番かどうかは重要な目標になっていない」と話す。

 各社が重視するのは事業構造の改革。米グーグルなど異業種が自動運転技術や車内向けサービスの開発で主導権を狙い、車のライドシェア(相乗り)サービスの利用者も世界で急増している。

 中国や欧州の環境規制は強まり、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などの開発も待ったなし。「すぐには利益を生まない次世代技術への投資が重いが、やらないと未来はない」(トヨタ幹部)と話す。

 GMは年間100万台規模の販売台数を持つ独オペルなどを売却し欧州市場から撤退すると表明した。経営資源を今後どこに集中させるか、戦略の差が次世代の勢力図を大きく左右しそうだ。

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