東芝が四日市工場で新たな投資 WDに揺さぶり

2017/6/28 17:29 (2017/6/28 21:05更新)
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 東芝は28日、半導体メモリー事業の四日市工場(三重県四日市市)内の新しい製造棟について具体的な投資計画を決めたと発表した。事業子会社の東芝メモリが2017年度中に約1800億円を投じる。同事業の売却を巡り、協業する米ウエスタンデジタル(WD)と対立が続くなか、同社へのけん制の狙いもありそうだ。

 東芝は新製造棟での投資について、「WD子会社のサンディスクと協議中だが、参加しない場合は単独で導入する」と表明。東芝単独での投資も辞さない構えだ。

 投資対象は第6製造棟。これまで同棟には16~18年度に3600億円を投じることを発表しており、さらに細かい計画を決めた。容量を増やした次世代型の「3次元メモリー」の専用工場で、シリコンウエハー上に微細な回路を描く装置などの導入や工場建屋の建設に資金を投じる。

 同製造棟は18年夏に1期工事が完成する。今回、第2期工事も18年末に完成する見通しを明らかにした。

 東芝は同日、世界初となる96層の3次元フラッシュメモリーをサンディスクと共同で開発したと発表した。東芝はこれまでに64層の3次元メモリーの量産を始めている。96層は単位面積あたりのメモリー容量が64層に比べて4割増やせる一方でコストも削減できるという。17年後半にサンプル出荷を始め、18年に量産を始める予定だ。

 メモリー世界最大手の韓国サムスン電子は3次元メモリーの量産で先行している。「東芝、WDの対立はサムスンを利するだけだ」との指摘も出ている。

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