2019年2月18日(月)

大王製紙、井川高雄顧問を解任 「秘密情報を漏洩」

2014/10/28付
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大王製紙は28日、創業家出身で社長、会長を歴任した井川高雄顧問(77)を同日付で解任したと発表した。解任理由として、高雄氏が顧問契約に違反して複数の金融機関に秘密情報を漏洩、信頼関係の維持が難しくなったためと説明している。

高雄氏はグループ全体に多大な影響力を持っていたが、現在は大王製紙のほか、有力グループ会社の株式も保有しておらず、経営への関与もなくなる。大王製紙は創業家の意向に左右されないガバナンス(企業統治)の徹底を目指す。

高雄氏はグループ会社からの巨額借り入れ事件で会社法の特別背任罪が確定した元会長、意高氏の父親。事件に伴う社内処分の一環で高雄氏は2011年10月に顧問を解任されたが、翌年には「功労者」(大王製紙)として顧問に復帰していた。しかし、高雄氏は今年6月、巨額借り入れ事件で自身に責任があるかのように発表したとして、大王製紙の佐光正義社長を相手に名誉毀損の訴えを起こしている。

事件後、大王製紙は経営体制などの見直しを迫られ、12年に創業家の支配が強かったグループ会社株を取得してきた。一方で創業家が保有していた大王株の20%超(議決権ベース)を北越紀州製紙が取得し、筆頭株主となっている。

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