横浜ゴム会長、農機向けタイヤで安定収益狙う オランダ社買収

2016/3/28 12:42
保存
共有
印刷
その他

横浜ゴムは28日、農機向けタイヤ大手アライアンス・タイヤ・グループ(ATG、オランダ)の買収について記者会見を開いた。南雲忠信会長兼最高経営責任者(CEO)は「農機向けタイヤの販売は景気動向に左右されにくい」と説明。横浜ゴムが手掛ける製品は乗用車向けが中心だったが、安定した収益が見込める生産財タイヤを強化して増収を狙う考えを示した。

買収は25日に発表した。11億7900万ドル(約1300億円)で全株を取得する。横浜ゴムとして過去最大の買収となる見通しだ。

横浜ゴムは2006年、17年度に売上高1兆円を見込む中期経営計画を掲げたが、金融危機や東日本大震災の影響で苦戦し断念していた。南雲会長は「当社製品は消費財タイヤが中心で(農機向けなど)生産財タイヤが少なすぎた」と発言。「リーマン・ショックのときも落ち込みが小さかった」(南雲会長)農機向けタイヤをテコに、現在6000億円強の売上高を早期に1兆円へ引き上げる計画だ。

記者会見にはATGの創業者で株主でもあるヨゲシュ・マハンサリア氏も出席した。買収について「横浜ゴムは素材の研究開発などで豊富なノウハウを持っており、ATGの事業拡大が期待できる」と話した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]