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ネット通販の配送時間、30分単位で通知 アスクル

ヤフー子会社で日用品サイト「ロハコ」を運営するアスクルは28日、商品の届け予定時間を30分単位で購入者に知らせるサービスを8月末に始めると発表した。事前に届け時間を1時間単位で指定すると前日に届け予定時間、到着の10分前にもスマートフォン(スマホ)に連絡する。受け取り時間の変更や再配達の依頼もできる。購入した商品を時間の無駄なく受け取りたいという需要に応える。

新サービス「ハッピー・オン・タイム」は、飲料水や消臭剤などの日用品約6万4千商品を対象とする。届け時間は、午前6時から24時の間で1時間単位の指定が可能。時間帯の指定料は通常350円(税込み)が必要となるが、1回あたり3900円(税込み)以上の購入で無料となる。2時間単位の指定は午前8時から21時までが対象で指定料は無料。

商品の到着時間の1時間前からスマホのサイトの地図で配送ドライバーの位置が確認できる。遅延が発生した場合はスマホにメッセージを配信する。既に東京などで試験的にサービスを開始しているが、8月末から千代田区、中央区、港区、江東区、世田谷区、大阪市の一部で本格化する。

ネット通販の指定時間帯は2時間単位や午前か午後といった選択肢が多い。アスクルは配送車両の運行状況をリアルタイムに管理する技術や物流で蓄積したビッグデータを活用することで、細かな時間指定に対応する。

物流ビッグデータの分析では、日立製作所の人工知能(AI)と連携。到着時刻の精度に与える要因を分析し、配送時間の誤差の極小化につなげる。ロボットのソフトウエアを開発するベンチャー企業のMUJIN(東京・文京)と組み、アスクルの物流センター(埼玉県三芳町)などで商品のピッキングの自動化やロボット化も進め、効率化を後押しする。

急拡大するネット通販業界では、配送運転手の不足や再配達の増加による環境負荷も指摘されている。国土交通省によると、1回目の配達で商品が受け取られなかった不在率は23%にも及ぶ。アスクルが5月から6月に実施した試験サービスでは、小刻みな時間帯の実現で不在率が6%に抑えられたという。

商品を包む段ボールを配送員が回収するなどゴミの削減にもつなげる。アスクルの岩田彰一郎社長は、「再配達という社会的な課題を解決し、電子商取引(EC)の歴史を大きく変える」と強調。ビッグデータやロボット技術への投資を拡大する方針を示した。(花井悠希)

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