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米ウーバー、次は「空飛ぶタクシー」 構想発表

スマートフォン(スマホ)を利用した配車サービスを手掛ける米ウーバー・テクノロジーズは27日、「空飛ぶタクシー」の構想を発表した。今後10年以内に都市部でも気軽に利用できる自動運転の機体がつくられ、新たな交通手段のネットワークが生まれるという。ウーバーは今後、官民で実用化に向けた協議を進めていく方針だ。

自動運転型の小型VTOL

ウーバーが構想についてまとめた報告書によると、建物が多い都市部でも発着陸ができる機体の実用化を想定している。例えば、垂直離着陸機(VTOL)だ。長い滑走路を必要とせず、狭い場所でも離着陸できるほか、ヘリコプターよりも長距離を早い速度で飛行できるとされている。

VTOLの機体は、軍用機の「オスプレイ」が知られているが、ウーバーが交通手段として考えているのは、もっと小型。充電式で建物の間も気軽に移動できる機体だ。ウーバーは、報告書で、VTOLの将来について「長期的には庶民にとって、車を所有するよりも安くて、手ごろな日常的な移動手段になるだろう」としている。

米国や日本で人気だった米SF映画「バック・トゥー・ザ・フューチャーPART2」では、主人公マーティーがタイムスリップした未来の世界で空飛ぶ車があちこちを行き交っている様子に驚く。ウーバーの構想が実現すれば、映画が描くような未来の世界が現実に近づく。

「現実は楽観的ではない」

ウーバーは配車サービスの先駆者として世界中に事業を広げている。今の主力はあくまで「車」だが、ブラジルでは、すでに通勤のためのヘリコプターを提供している実績があるという。今回の構想は、ウーバーが進める交通手段の変革の舞台が「地上」から「空」に広がることを示す。

ただし、今回の構想について慎重な見方はある。米CNN(電子版)は「こうした構想を打ち出すこと自体は素晴らしい。ただし、現実は、報告書が示すほど、すぐには進まないし、楽観的でもない」という専門家のコメントを伝えている。

ウーバー自身も構想を「野心的だ」と認めている。報告書の中でも、実用化に向けて克服すべき課題として、規制緩和やバッテリー技術の向上のほか、コストや安全性、騒音問題などを示している。

(浜美佐)

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