味の素と東工大、新アンモニア生産へ新会社

2017/4/27 20:35
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味の素と東京工業大学の細野秀雄教授らは、新しいアンモニア生産技術の実用化をめざす新会社「つばめBHB」(東京・中央)を設立した。細野教授らが発明した新触媒をアンモニア生産に利用することで、生産設備の小型化につなげる。アンモニアの用途は広く、食品・医薬品の生産効率を高める可能性がある。

現在、主流のハーバー・ボッシュ法を用いたアンモニア生産では大型プラントが必要だが、細野教授らが発見した触媒を使えば、メーカーなどの工場敷地内に設置できる小型のアンモニア生産設備が可能になるという。

味の素はうま味調味料「味の素」などのアミノ酸を発酵生産する際に、副原料として大量のアンモニアを使用する。全て外部調達しており、莫大な輸送コストがかかっている。アンモニア生産プラントを自社の工場内に設置することで、副原料のアンモニア生産を内製化しコスト削減につなげる狙いだ。

27日、都内で開いた記者会見で味の素の西井孝明社長は「コスト競争力強化につながり、大きな期待を持っている」と述べた。味の素は国内外のアミノ酸発酵生産工場で、2021年をメドに小型アンモニア生産設備の実用化をめざす。将来的には、新会社を通じて、様々な業種のメーカーでの同システムの導入を進めていく考えだ。

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