ジェット水流技術で福島原発の廃炉参画 スギノマシン

2017/9/27 20:35
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スギノマシンと国際廃炉研究開発機構(IRID)は27日、福島第1原発の廃炉作業向けに開発している障害物の切断技術や多関節ロボットを富山県滑川市で報道陣に公開した。廃炉作業の最初の難関といえる溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出し作業が始まる2021年に向け、開発作業を加速させる。

11年に放射能漏れ事故を起こした福島第1原発の1~3号機内部には800トン超の燃料デブリが残っているとみられ、除去できなければ30~40年とされる廃炉作業が進まなくなる。

スギノマシンは「アブレシブジェット切断」という研磨剤を混ぜたジェット水流で金属を切断する技術を使い、格納容器内にある障害物を切断する。炉内の状況はわかっていないことも多く、「非接触で切ることに意味がある」(同社の酒井英明執行役員)。研磨材を含まない水だけの切断技術も福島第1原発への応用を目指している。

同社が参画するデブリの取り出しはIRIDと日立GEニュークリア・エナジーが主導。デブリの位置に応じて建屋の上と横から取り出す方針で、手法を詰めている。

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