2019年1月21日(月)

ハウステンボスが「変なホテル」 ロボットが接客
園内に7月開業、概要を発表

2015/1/27付
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ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は27日、最新のIT(情報技術)を駆使して省人化・省エネ運営する「スマートホテル」の概要を発表した。ロボットや再生エネルギーなどを用いてホテルの建設・運営コストを下げ、低料金を実現した。宿泊料金は1泊7000円から。会見した沢田秀雄社長は「世界一生産性の高いホテルで世界市場に進出する」と述べ、海外展開する方針を明らかにした。

スマートホテルの第一期棟(完成イメージ)

スマートホテルの第一期棟(完成イメージ)

新ホテルの名称は「変なホテル」。7月に開業する第1期棟は計72室。同じ部屋数の第2期棟も来年初めに営業を始める。素泊まり料金はシングル1室利用で1泊7000~1万4000円。園内にある同3万~4万円の直営ホテルに比べ3分の1以下という安さを売り物にする。

2月からインターネットで予約を受け付ける。オークション方式をホテル業界で初めて導入し、需給に応じて料金が変わる仕組みにする。上限と下限の料金を設けて宿泊希望者が1000円刻みで入札する。最も高い価格で入札した人が宿泊できる。

機械化や自動化を徹底したほか、太陽光発電など再生可能エネルギーの導入により低料金を実現。ホテルで最もコストのかかる人件費と光熱費をそれぞれ3分の1以下、半分に抑える。

接客ロボットも配備する

接客ロボットも配備する

ホテル内にはチェックイン時の接客ロボット(3台)、コーヒーなどを運ぶサービスロボット(1~2台)、清掃ロボット(数台)などを配備。このほか顔認証システムで本人を自動確認し、かぎを持たずに部屋に出入りできる仕組みをつくり、快適性を高める。

沢田社長は「世界最高の生産性で世界のホテル(の常識)を変える」と強調した。2016~17年をめどにグループのレジャー施設「ラグーナテンボス」(愛知県蒲郡市)に建設した後、新興国などを中心に10年後、1000拠点を目指す。

海外にも運びやすいコンテナ型の部屋を現地で組み立てる工法を採用しているため、短期間で簡単にホテルを建てられる。太陽光発電など再生エネルギーを活用するため、電力事情の悪い新興国でも展開できる。

HTBの親会社で旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は東南アジアを中心に海外事業を急速に拡大している。HISの会長も務める沢田社長は「豊かになったアジアの中間層が海外旅行に出かけるようになり、世界中でホテルが足りなくなる時代が来る」と予想する。

ハウステンボスはHISと連携して新型ホテルを組み込んだ旅行商品などの開発も視野に入れながら、グループが持つホテルと旅行事業の相乗効果で海外需要を取り込む方針だ。

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