6月の電気・ガス料金、14社が値上げ 燃料高を反映
大手電力10社と都市ガス大手4社は27日、原燃料価格の変動を料金に反映する原燃料費調整(燃調)制度に基づく6月の料金を発表した。原油や液化天然ガス(LNG)、石炭の輸入価格が上昇し、全14社が値上げする。前月比で全社値上げとなるのは、5カ月連続。燃料価格の上昇が生活に身近な光熱費でも鮮明となった。
6月の料金は1~3月に輸入された原燃料の平均価格から算出する。LNGの輸入平均価格が8カ月連続で上昇したほか、原油も5カ月連続で増加し全国的な値上げとなった。東京ガスは6月分から平均的なガス使用量をこれまでの32立方メートルから30立方メートルに下方修正する。