2019年3月23日(土)

ファナック、630億円投じロボット新工場 茨城県筑西市に

2017/4/27 15:00
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ファナックは約630億円をかけ、筑波工場(茨城県筑西市)の隣接地に産業用ロボットの工場を新設する。新工場の稼働などにより生産能力は月間9000台と現在の1.5倍に拡大する。産業用ロボットは人手不足や賃金の高騰を背景に世界的に需要が高まっている。同社でも生産が追いつかない状況となっており、増産を急ぐ。

ファナックは現在山梨県の本社工場と筑波工場で月間6000台のロボットを生産している。本社工場の生産効率を高めることで、生産台数を年末までにさらに月間7000台とする方針。ただ「これでも足りない」(稲葉善治・会長兼最高経営責任者=CEO)ほど引き合いが強いという。こうした産業用ロボットの旺盛な需要は今後も続くと判断し、さらなる増強を決定した。

新工場は2018年8月の生産開始を見込む。まず月間2000台を生産するが、市場動向を踏まえて生産能力を拡充し、最終的には月間4000台まで生産台数を引き上げる予定。全体では産業用ロボットの月産台数を計1万1000台まで拡大する。

人手不足などを背景とする自動化投資の活発化により、産業用ロボットの需要は急増している。日本ロボット工業会によると、17年1~3月期の産業用ロボットの受注台数は前年同期比29.3%増の4万9178台と四半期ベースで過去最高を更新した。

稲葉会長は産業用ロボットの需要増について「予想より伸びが早かった」と話す。中国では自動車向けが急増している。また欧州でも一般産業向けに加え、自動車メーカー向けが伸びるなど、世界各地で需要が高まっているという。

(井沢真志)

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