2018年8月22日(水)

トヨタとNTT、究極の「つながる車」視野 提携発表

2017/3/27 14:09
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 トヨタ自動車NTTは27日、コネクテッドカー(つながる車)分野で提携すると発表した。2018年に実証実験を始める。次世代の超高速無線規格である第5世代(5G)通信やビッグデータ解析、人工知能(AI)の技術を活用する。究極のコネクテッドカーである自動運転での協業も視野に入っている。

 NTTは本体が抱える研究所だけでなく、傘下のNTTドコモNTTデータ、NTTコミュニケーションズが参画する。トヨタとの提携をテコに出遅れた自動車分野を、グループの総力をかけて開拓する狙いだ。

 5Gは現在の携帯電話に使われる第4世代(4G)と比べて周波数帯が高く、10倍から100倍ものスピードになる。トヨタとドコモは5Gの自動車向けの標準化を推進し、実証実験でも協力する。

 NTTは5Gでは20年の実用化に向けて国際規格の交渉にも加わり、国際的な技術開発競争でリードしている。5GはあらゆるモノがネットにつながるIoTにも不可欠な技術とされるが、中でも「キラーコンテンツ」と目されるのが自動車だ。世界中で毎年1億台近くも売られる巨大市場だけに、NTTにとっても期待感は大きい。

 自動運転に求められるAIでは、NTT本体がグループに散らばるノウハウを束ねてトヨタとの協業に活用する。

 トヨタはコネクテッドカーではすでにKDDIと提携しているが、内容はかなり異なる。世界中で通信網を確立する際に各国通信会社との連携をKDDIに一任する。KDDIはいわば窓口役だ。トヨタはKDDIとの提携は5Gも含む次世代技術にも及ぶことにしており、実質的に両社を競わせることになる。(杉本貴司)

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