2019年2月23日(土)

松坂屋銀座店の跡地、高級ブランド集めるビルに
17年春開業

2016/10/26 17:08
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J・フロントリテイリングや森ビル、住友商事など4社は26日、東京・銀座の松坂屋銀座店跡地に建設を進めている新しい複合商業施設を2017年4月20日に開業すると発表した。名称は「GINZA SIX(ギンザ シックス)」。商業施設部分の面積は約4万7000平方メートルと銀座地区で最大になる。仏クリスチャン・ディオールや伊フェンディをはじめとする高級ブランドなど241店が入る。商業施設は年商600億円、年間来店客2000万人を目標とする。

17年春完成予定の「GINZA SIX」の模型

17年春完成予定の「GINZA SIX」の模型

老舗百貨店として固定客を多く抱えていた松坂屋銀座店の再開発でJフロントは「松坂屋」の屋号を捨てた。百貨店ではない新たな商業施設づくりを目指したことについて、Jフロントの山本良一社長は26日に開いた記者会見で「これまでの50年間で築いたビジネスモデルが通用しない局面が増えてきた」と説明。「今後50年間の成長戦略を考えてみると、現在の延長線上ではなく、新しい商業施設に挑戦していく必要があった」と話した。

施設全体の延べ床面積は14万8700平方メートル。観光バスの乗降所のほか、外貨両替や免税、宅配手続きなどを手掛ける観光案内所など訪日外国人の利用を見込む施設を数多く用意。オフィス区画、屋上庭園、観世能楽堂も入る複合施設となり、運営はJフロントや森ビルなど4社の共同出資会社が担う。

森ビルの辻慎吾社長は「シンガポールや香港、上海など都市間競争が激しくなる中、東京の商業の中心地である銀座で世界へ発信できる施設ができる。2020年の東京五輪、そして五輪後を目指して開発を進めていく」と力を込めた。住友商事の中村邦晴社長は「ただモノを売るだけの商業施設は今後厳しくなっていく。日本のおもてなしの心を発揮し、日本文化を発信することで、新しい時代の商業施設を実現したい」と話した。(渡辺伸)

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