富士フイルムのインフル薬、エボラ熱患者に投与 フランスで

2014/9/26付
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富士フイルムは26日、グループの富山化学工業が開発したインフルエンザ薬「アビガン(一般名ファビピラビル)」が、エボラ出血熱の患者にフランスの病院で投与されたと発表した。治療を受けているのは西アフリカのリベリアで医療活動に従事していたフランス人女性看護師で、同治療薬のエボラ熱患者への投与は初めて。

女性はエボラ熱ウイルスの感染が判明して帰国していた。19日からアビガンの投与を始めた。25日時点も服用を続けているという。他の未承認薬も併用している。富士フイルムはフランスの政府機関から要請を受けたため、日本政府と協議し緊急措置として提供した。同社によると他の国からも提供の要請がある。

世界保健機関(WHO)によるとエボラ熱感染者は21日までに西アフリカ5カ国で6263人(疑い例を含む)に達し、2917人が死亡した。エボラ熱に効く承認薬はない。対症療法のほか生還した患者の血液を使い治療する血清療法や未承認薬が投与されている。

アビガンも候補薬の一つ。マウス実験でエボラ熱ウイルスに効果があったとする研究がある。日本では新型インフルの医薬品として承認され2万人分以上の在庫がある。

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