ギリアドのC型肝炎薬、1錠8万円 厚労相諮問機関が決定
米製薬ギリアド・サイエンシズの日本法人は9月初めにもC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」(一般名レジパスビル/ソホスブビル配合剤)を発売する。厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会は26日、ハーボニーの価格を1錠あたり8万171.3円と決めた。
ハーボニーは1日1錠、12週間投与する必要があり、1回の治療にかかる薬剤費は約673万円。しかし、国の助成制度の対象になれば、月最大2万円で済むことになる。
ハーボニーは今年5月にギリアドが発売した「ソバルディ」と同じく、肝炎治療の主流で副作用が強いインターフェロンを使わないで治療できる。日本人のC型肝炎患者の約7割を占める「1型」と呼ばれる遺伝子型の肝炎に効果がある。