新潮社が複合商業施設 サザビーリーグと東京・神楽坂に

2014/8/26付
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新潮社(東京・新宿)は衣料・雑貨販売のサザビーリーグ(東京・渋谷)と組み東京・神楽坂にある新潮社の倉庫を活用して10月10日に複合商業施設を開業する。衣料、雑貨、家具を扱い、作家のトークショーや野菜を販売するマーケットを定期的に開催。物販にとどまらない情報発信型の拠点として訪日観光客らも取り込む。老舗出版社とトレンド発信型の小売業とが組む異色の施設となる。

施設名は「la kagu(ラ カグ)」で2層構造、総面積は約960平方メートル。外観の設計は建築家の隈研吾氏が担当する。東京メトロ神楽坂駅近くに位置する旧倉庫を再利用して鉄骨などを生かした空間にする。屋外にはウッドデッキや広い階段を設け、同地区では珍しい滞在型施設をめざす。

サザビーリーグが運営する。商品はファッション関連、北欧家具などで構成し、カフェや専門家の選書によるブックストアも設ける。週2回のファーマーズマーケットでは有機野菜や日本各地の食材を販売。訪日観光客に人気があり、外国人が多く暮らす地域特性から、外国人客も想定する。

サザビーリーグはグループ内に、米コーヒーチェーンの「スターバックス」や北欧の低価格雑貨店「フライング・タイガー・コペンハーゲン」などを有する。同社の鈴木陸三会長は「衣食住に『知』を加えたまったく新しい施設に取り組む」と話す。新潮社の佐藤隆信社長は「出版社が持たねばならない、好奇心を取り戻す場所」と言い、角田光代氏ら人気作家のトークショーや読書会を開催して読者との接点を持つという。

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