2018年7月18日(水)

大卒求人倍率1.78倍、学生の「売り手市場」続く リクルート

2017/4/26 13:54
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 リクルートホールディングスのリクルートワークス研究所が26日発表した、企業の求人数を就職希望者数で割った大卒求人倍率は1.78倍となり、前年から0.04ポイント高まった。好業績や人手不足を背景に企業の採用意欲が高く、学生優位の「売り手市場」は続く。ただ、従業員数が5000人以上の大企業では求人倍率が1倍を割っており、業種や企業規模によってまだら模様となっている。

 全国の民間企業の求人総数は75万5000人と、前年から2万1000人増加した。一方、民間企業への就職を希望する学生は42万3000人で1000人の増加にとどまった。

 学生の大手志向が一層強まっている。企業規模別に見ると、従業員数が5000人以上の企業では求人総数が1%減の4万9000人だったのに対し、就職希望者は12万4000人で48.9%増加した。求人倍率は0.2ポイント低下の0.39倍だった。

 一方、300人未満の中小企業では求人数が3.9%増に対して就職希望者が33%減り、求人倍率が2.29ポイント高い6.45倍となった。5000人以上の大企業と、300人未満の中小企業の求人倍率の格差は6.06ポイントとなり、リーマン・ショックの影響が表れる直前で、比較可能な10年春卒に次ぐ大きさとなった。

 同日、記者会見したリクルートワークス研究所の戸田淳仁主任研究員は「中小企業では人手不足のなか中途採用で充足できない分を新卒で補おうとして、求人数が増えているのではないか」と分析している。

(桜井豪)

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