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東京・日本橋で歩行者向け音声ナビ実験 清水建設など

清水建設日本IBM三井不動産は26日、東京・日本橋の室町地区で音声ナビゲーション・システムの実証実験を始めると発表した。スマートフォン(スマホ)のアプリを活用し、音声で車いす利用者や、視覚障害者、外国人を含む来街者を、それぞれに適した誘導法で目的地まで案内する。実験は2月8日から3週間実施する。

実験の対象となる地区は東京・中央の三井不動産の商業施設「コレド室町」3棟の低層階と東京メトロ銀座線三越前駅の地下歩道の延べ床面積2万1000平方メートル。天井に5~10メートルの間隔で設置したビーコン(電磁波を発信して移動体の位置を調べるための通信設備)からの電波などをもとに、スマホを持つ人の位置を把握。目的地まで音声でナビする。音声は日本語と英語に対応する。

アプリでは一般歩行者、車いす利用者、視覚障害者といった属性をまず設定。目的地をアプリと対話しながら決めると、音声と地図によるナビが始まる仕組み。一般歩行者に対しては最短経路、車いす利用者に対しては階段や段差のない経路を選ぶ。視覚障害者には移動に必要とされる細かな情報を音声で提供する。

たとえば利用者がアプリを起動し、「映画館に行きたい」と話しかけると、「映画をお探しですね。コレド室町にはTOHOシネマズ日本橋があります。ご案内しますか」とアプリが反応。「お願いします」などと答えると、目的地までの案内が開始される仕組みだ。「9メートル先、右に曲がる」といったカーナビゲーションなどで標準的な方法で案内し、分岐に差し掛かったときに、目的に向かう道を音声や矢印で示す。

今回の実験に参加できるのは「iPhone6」以降のスマホの利用者で、アプリの利用料金は無料。実証実験では参加者にアンケート調査を実施。位置精度、音声案内のタイミング、わかりやすさなどを分析し、浮かび上がったサービスや技術の課題をシステムに反映させていく。浅川智恵子・日本IBM東京基礎研究所IBMフェローは「バリアフリーな次世代の街をぜひ経験してもらいたい。2020年にこの技術が東京中に広がって、世界のロールモデルになることを願っている」と話す。

システムは清水建設の空間情報データベースを構築する技術と、日本IBMの位置測定や音声対話の技術を組み合わせた。

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