2018年8月17日(金)

ベンツの高級ピックアップトラック発売へ

2016/10/26 11:52
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 独ダイムラーは25日(現地時間)、「メルセデス・ベンツ」ブランドで高級ピックアップトラック市場に参入すると発表した。日産自動車の協力を受けて「Xクラス」と名づけた中型ピックアップトラックを生産、欧州や中南米、南アフリカ、オーストラリアで2017年後半に発売する。ピックアップトラックは農家や建設業者で使われることが多いが、レジャー用のクルマとして利用する個人の人気も高い。高級ブランドのメルセデス・ベンツで、個人客などの需要を開拓する。

 「Xクラス」は、積載量1トン程度の中型のピックアップトラック。生産は日産自動車と仏ルノーに委託する。ダイムラーはメルセデス・ベンツのブランドで商用トラックを手掛けてきたが、個人向けピックアップトラックを販売するのは初めて。

 ダイムラーの主力はセダンや多目的スポーツ車(SUV)だった。高級ピックアップトラック市場に参入することで、「(車種構成の)ポートフォリオの最後のギャップを埋める」(ディーター・ツェッチェ社長)という。

 中型のピックアップトラックはSUVなどと並び、日常的に使う車として、米国など海外市場で人気が高い。ダイムラーによると、オーストラリアではすべての車種の14%、アルゼンチンでは12%をピックアップトラックが占めるなど、米国以外でもピックアップトラック市場が拡大している。今後10年で市場規模が4割程度伸びるとの試算もあるという。

 ダイムラーは、2010年に提携した日産・ルノー連合とピックアップトラック分野でも協力すると2015年に発表していた。車台の共有や生産委託で合意しており、今回はその第1弾となる。

 Xクラスの生産では、欧州やオーストラリア、南アフリカ向けは日産のスペイン・バルセロナ工場で17年から、中南米向けはルノーのアルゼンチン・コルドバ工場で18年から製造を始める。

 ピックアップトラックは米国でとりわけ人気が高いが、ダイムラーはXクラスの投入を見送った。米国では、提携相手である日産がピックアップトラックを主力車種の1つとして販売している。

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