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「アップルペイ」上陸、カード各社が商機にらむ

利用を開始した決済サービス「アップルペイ」(25日、JR新宿駅)

米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」を使った決済サービス「アップルペイ」が25日、日本でも始まった。iPhoneのシェアは約5割と高く、電子決済サービス市場を塗り替える可能性もある。クレジットカード会社などは商機とみて顧客獲得へ活用し始めた。

「ユーザーが交通機関に乗るのが楽しくなるようなサービスができた」

25日朝、ジェニファー・ベイリー・アップルペイ担当バイスプレジデントは都内の日本法人でこう述べた。日本は12番目の導入国になる。

東日本旅客鉄道(JR東日本)のICカード乗車券「Suica(スイカ)」として使う場合は、改札機や決済端末の読み取り部にiPhoneの上部を近づければよい。実際に改札機を通過してみると、カード型のスイカと同じくらいの速さでスムーズに通れた。

ただ、同日午前にはシステム障害も発生した。スイカのアップルペイへの登録がしにくくなった。想定以上のアクセスがあったことが要因だといい、混乱も見られた。

アップルペイ開始をチャンスとみる企業も
クレジットカードやプリペイドカード
JCBクレジットカード利用金額の10%を最大5000円返還
ソフトバンクプリペイドカードの登録や利用で最大5000円加算
三井住友カード先着5万人のクレジットカード利用を最大5000円分負担
KDDIクレジットカードの利用ポイントが2倍
ビューカードクレジットカード5000円以上の利用で1000円分のポイント
アプリ
ジャパンタクシー配車アプリのネット決済利用者1万人に1500円クーポン
ギフティギフトアプリで送ったギフトと同じものをプレゼント
ベイスショッピングアプリでの初回利用で10%割引

アップルペイの導入を顧客獲得のきっかけにしたい企業は多い。ジェーシービー(JCB)は自社のカードをアップルペイに登録した利用者に、決済金額の10%(最大5000円)を還元するキャンペーンを発表した。「クレジット決済を安全で手軽にするアップルペイで利用者の増加が期待できる」という。

三井住友カードはアップルペイに登録した利用者に最大5000円を還元、ソフトバンクは自社のプリペイドカードを登録した利用者に最大5000円を付与するキャンペーンを始めるとそれぞれ発表した。ジャパンタクシーはアップルペイで運賃を支払った1万人に1人あたり1500円のクーポンを発行する。

ベイリー氏は今後、国内で組む事業者を増やしたい考えを示した。カード型やモバイル型の独自の電子マネーで商圏を拡大してきたセブン&アイ・ホールディングスイオンがアップルペイへの対応に踏み切るのかどうかも、今後のシェアの行方を左右しそうだ。

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