学研、出版事業の一部撤退 教育・電子出版に注力

2015/2/25付
保存
共有
印刷
その他

学研ホールディングス(HD)は25日、出版事業を再編すると発表した。「学研M文庫」やムックの一部を廃止するなど不採算事業を縮小する。グループ3社を統合して電子出版や教育ICT(情報通信技術)など、今後の市場拡大が見込まれる事業は拡大する。このほど傘下に収めた教育出版の文理との事業連携も進める。

「学研M文庫」や一部のムックは採算割れとなっており、順次廃止する。出版関連事業に携わる社員約370人のうち、約30人は高齢者福祉事業など他事業に異動させる計画だ。

あわせて孫会社にあたる学研教育出版、学研パブリッシング、学研マーケティングの3社を10月1日をめどに統合する。編集ノウハウを生かして法人向けの販促物などを受託するソリューション事業や電子出版事業などを拡大する狙いだ。文理との連携では学習参考書や教材などの電子化を進めていく。

構造改革にあわせて、希望退職を募集する。40歳以上で勤続5年以上の社員を対象とする。

出版事業の売上高に占めるソリューション事業(電子出版事業・教育ICT事業も含む)の割合は現在10%程度。3年後をめどに30%以上に伸ばすことを目指す。

学研HDは2014年に創刊した女性誌やムックの不調などが響いて、14年9月期には出版事業が9億円の赤字となっていた。

ソリューション事業などに力を入れ、16年9月期をめどに出版事業の黒字化を目指す。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]