格安スマホ健全利用、ママが遠隔管理 CCC系

2017/7/25 14:27
保存
共有
印刷
その他

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下のトーンモバイル(東京・渋谷)は25日、8月1日に新たな格安スマートフォン(スマホ)を発売すると発表した。従来の位置情報を活用した見守りサービスに加え、女性誌と共同でアプリやスマホの使用を簡単に制限できる機能など子供向け機能を拡充した。

格安スマホの子供向け機能を充実させた(左側がトーンモバイルの石田社長、右側がVERYの今尾編集長)

新端末「TONE m17」の特長は「VERY」との共同開発だ。VERYは子供を育てるファッション感度が高い女性が主な読者層。子供にスマホを持たせたい母親といった潜在顧客のニーズを組み上げた。

新端末は「『TONE×VERY』宣言」として、子供が健全にスマホを使える点を訴求する。例えば、利用者が12歳以下の場合、午後10時から午前6時までの間、緊急連絡などの機能を除いて端末が自動的にロックされる機能を加えた。

トーンモバイルの石田宏樹社長が会見で「様々な担当者を交え、何度も合宿を行った。高度な技術を(利用者の)安全・安心に投入した」と語ったように、親の不安を解消する仕組みは随所にある。

親はトーンモバイルの管理アプリを自分のスマホにインストールできる。専用用紙に子供が使ってよいアプリの時間帯を書き込んでおくと親が自分のスマホで写真撮影するだけで、自動的に子供のアプリ利用を制限できる。親が学校や塾などの場所を設定することで、子供がスマホを使えるエリアを制限できる機能も加えている。

「VERY」の今尾朝子編集長は「子供がスマホに依存しないかという不安を抱く母親は多い。こうした不安感を解消できるサービスが提供できる」と語った。スマホの普及により、子供が親よりも使い方に詳しくなってしまい、子供が利用制限を解除してしまうケースも増えているという。購入時点で、ある一定の時間を使えないように自動設定もできる。

トーンモバイルによると、6~12歳のスマホ普及率は37.5%と全体の普及率からみればまだ低い。塾や学校の登下校時に安全のため、子供にスマホを持たせたい親は増えている。一方で、スマホ依存などを不安視している親も多い。両方の需要を満たす端末として新たな市場を開拓したい考えだ。

新端末の価格は税別3万4800円で、TSUTAYAなど63店舗で扱う。トーンモバイルは今回の新機能を既存機種でも使えるようにする方針だ。

(毛芝雄己)

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]