セメント世界首位のCEO退任 シリア工場操業批判が影響か

2017/4/24 17:53
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セメント世界首位のラファージュホルシム(スイス)は24日、エリック・オルセン最高経営責任者(CEO)が7月で退任すると発表した。後任は未定。同社は内戦中のシリアで操業を続けるため、武装勢力や欧米の制裁対象の組織と取引したとの批判を受けていた。会社側はオルセン氏の直接の責任はないとしているが、社外からの批判が影響した可能性がある。

オルセン氏は2015年7月、仏ラファージュとホルシム(スイス)が合併して生まれた現在の会社の初代CEOに就いた。わずか2年での退任となる。

シリアでの取引は昨年、仏紙ルモンドが報道して明らかになった。同社は今年3月、ラファージュ(当時)のシリア工場の操業継続に向け、現地で「受け入れられない」手法があったことを認めていた。人権団体などから同社への批判が強まっていた。

24日には社外の独立調査委員会の調査結果を通じ、13~14年に現地スタッフが武装組織と不正な取引をしたことなどを公表した。ただ、個人の責任までは言及していない。同社の取締役会は同日、オルセン氏は「(シリアでの)不正への責任はなく、関知していたとも思われない」と結論づけている。

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