2019年1月16日(水)

ドコモがSIMロック緩和 端末分割購入なら100日で解除

2017/5/24 13:07
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NTTドコモは24日から、ほかの通信会社でのサービスの使用を制限する「SIMロック」の解除に必要な期間を短縮する。これまで契約してから180日間が経たないと解除できなかったが、端末を分割購入した場合には100日間で解除できる。大手に競争を促す総務省の要請に応じたかっこうで、利用者は格安スマホをはじめ通信サービスの選択肢が広がる。

SIMロックが解除されると、格安スマホへの乗り換えがしやすくなる(東京・千代田、ヨドバシAkiba店)

180日から100日――。大手携帯各社がSIMロック解除の期間を短縮するのを嫌がっていたのは、端末を分割払いで購入する顧客が端末の代金を払わないまま解約し、スマホなどを転売する可能性があったからだ。

総務省は「本来はSIMロックが設定されないことが望ましい」とし、昨年11月に大手携帯各社にSIMロックの解除できる期間を早めるよう要請。「端末代金の未回収について、180日よりも短くても確認できる」としていた。

落としどころとなったのが100日。「利用者が支払いをするかどうか、100日あれば携帯各社は十分確認できる」とした。

SIMロックを解除できるようになったことは、利用者にとっては、通信会社から「この端末は我が社のサービスでしか使えません」との束縛が無くなったことを意味する。これからは100日を経過すれば、ドコモの利用者がスマホを買い替えなくても、別の通信会社に乗り換えることができる。端末を一括して購入した場合には、即日、SIMロックを解除できる。海外旅行や出張中に、現地の割安な通信サービスを利用することも可能だ。

さらにSIMと端末がひも付けられなくなることで、従来の通信サービスを中古スマホなどで手軽に利用できるようになる。仕事の日はA機種、週末にアウトドアを楽しむ時はB機種といった、利用者側の都合に合わせた使い方が可能。日本では流通の乏しい中古スマホが売買されやすくなる可能性もでてきた。

ただ、こうしたメリットを利用者が享受するには「規制緩和」の知識を持っていることが前提になる。たかが100日、されど100日。総務省料金サービス課は「これ以上の期間の短縮は今のところ考えていないが、さらに改善する余地があれば踏み込む」としているが、それ以上に必要なのは、こうした情報を利用者に広く分かりやすく伝えることだろう。

(大西綾)

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