日産、ゴーン氏がCEO退任し会長に 後任に西川氏

2017/2/23 10:28
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日産自動車は23日、4月1日付でカルロス・ゴーン社長兼CEO(最高経営責任者、62)が社長を退き、代表権のある会長に就任すると発表した。西川広人共同CEOが社長兼CEO(63)に就く。日産による三菱自動車への34%の出資が2016年10月に完了。ゴーン氏は三菱自動車の会長も兼任するため西川氏は同年11月、共同CEOに就任し、役割を分担しながらゴーン体制を支えてきた。

インタビューに答える日産自動車のカルロス・ゴーン社長(23日午前、横浜市西区)

インタビューに答える日産自動車のカルロス・ゴーン社長(23日午前、横浜市西区)

ゴーン社長は経営難に陥っていた日産の最高執行責任者(COO)に1999年に就任。「日産リバイバルプラン(NRP)」を掲げ、日産の経営再建と再成長に采配をふるってきた。翌2000年に社長に就任。「系列解体」と呼ばれた部品メーカーとの資本関係・取引手法の変更や工場閉鎖、人事評価制度の改革などを打ち出した。

2009年からは仏ルノーの会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)を兼務。2016年に日産が三菱自動車に34%出資してからは、同社の会長も務める。

日産の再生と再成長を率いてきたカリスマ経営者が社長とCEO職を外れるとあって、23日朝の東京市場で日産株は前日比0.5%安の1112円と反落して始まった。その後も小幅安で推移している。

ただ売り急ぐ動きはあまりみられない。投資家からは「ゴーン氏はこれまでに、次の世代に経営を引き継ぐために必要なガバナンス体制の構築や成長のための布石を打っており、社長交代で大きな影響は出ない」(ベイビュー・アセット・マネジメントの佐久間康郎執行役員)との声もある。

ゴーン氏が会長を務める三菱自動車は4日続伸し、一時3%上昇した。

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