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ツムラ、中国の大手生保と提携 10%出資受け入れ

ツムラは22日、中国の大手保険会社、中国平安保険グループと資本業務提携したと発表した。ツムラが実施する第三者割当増資を中国平安保険の子会社が引き受け、議決権ベースで10.04%を持つ筆頭株主になる。調達金額は273億円。中国市場に本格参入したいツムラと製薬事業を強化したい中国平安保険のニーズが一致した。

ツムラと中国平安保険グループは資本業務提携後、中国に合弁会社を設立する。出資比率は今後詰める。両社は合弁会社を通じて生薬加工拠点の建設・整備や加工技術の開発をすすめる。中国の伝統医学で使う「中薬」を中心とした分析研究センターも共同で設立する。

中国平安保険は同国の四大保険会社の1社で、保険販売につながる医療健康関連を強化中。製薬企業に出資しており、中薬などの製造でツムラの製剤技術などを生かす。医師によるオンライン健康相談などができる消費者向けの健康管理アプリを手がけており、ユーザー数は1億人を超える。

ツムラも今後、中薬に本格参入する考えで、中国平安保険の顧客基盤を販売面で活用する。ツムラは国内で販売する漢方薬原料の生薬の多くを中国で生産しており、今回の提携で新たな栽培地の取得を目指す。日本や中国で漢方薬などの需要が高まり、原料生薬の価格が高騰している。

ツムラは16年に中国の消費者向けの漢方薬事業を始めた。今回の提携で中国展開を本格化させたい考えだ。

ツムラは医療用漢方薬でシェア8割の国内最大手。2017年3月期の連結売上高は前の期比2%増の1149億円。最終利益は0.5%減の124億円だった。17年3月末時点の自己資本比率は69.7%。

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