スカパー、エキサイトと提携へ 伊藤忠から株式2割取得
スカパーJSATは22日、インターネットサービスを手がけるエキサイトと資本・業務提携の検討を始めたと発表した。エキサイトの親会社である伊藤忠商事から株式の20%を約8.8億円で取得する予定だ。スカパーはエキサイトのネット事業のノウハウを取り込み、放送とネットを融合したサービスなどの開発を強化する。
公正取引委員会の承認を条件に、12月中にも伊藤忠からエキサイトの発行済み株式の2割を取得する。伊藤忠の持ち分は57.3%から37.3%に下がり、エキサイトの親会社ではなくなる見込みだ。
エキサイトはポータルサイトのほか、ネット接続サービスなどを手がける。スカパーはエキサイトのこうしたネットに関わる事業ノウハウを取り込み、放送とネットを組み合わせたサービスの開発を急ぐとみられる。スカパーは10月、スマートフォンなどで放送とほぼ同じ番組が見られる新アプリを投入していた。