イオン、ウエルシアHDへのTOB発表 CFSとも経営統合
イオンは22日、ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(HD)をTOB(株式公開買い付け)で子会社にすると発表した。ドラッグストア事業の中核子会社とし、2015年9月までに東京証券取引所1部上場のCFSコーポレーションなどイオンの同業3子会社と経営を統合する。売上高の単純合計は5千億円を超え、国内首位のマツモトキヨシホールディングスを抜く。
イオンはウエルシアHDの株式を37.37%を保有しており、TOBで50.1%を上限に株式を追加取得する。過去1カ月間の終値の平均株価に約22%のプレミアムを上乗せし、1株当たり4000円で買い付ける。取得額は約224億円になる見通し。ウエルシアHDは東証1部上場を維持する。
ウエルシアHDとCFSコーポレーションは同日、経営統合に向けた基本合意書を締結したと発表した。株式交換方式により、15年9月にウエルシアHDを親会社、CFSを完全子会社にする形で統合する予定だ。CFSとの経営統合に先行して、ウエルシアHDは15年3月にイオン子会社のタキヤ(兵庫県尼崎市)とシミズ薬品(京都市)も株式交換方式で傘下に収める。
イオンとウエルシアHDは同日午後4時半から東京都内で記者記者を開き、ドラッグストア事業の経営統合について説明する。会見にはイオンの岡田元也社長、ウエルシアHDの池野隆光会長らが出席する。
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