日本郵政の減損計上、2つのリスク浮き彫り
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日本郵政がオーストラリア子会社を巡り、巨額の減損処理を検討していることが明らかになった。グローバル物流企業への脱皮を狙った買収で、早くもつまずいた格好の日本郵政。国際物流の世界で欧米ビッグ3の集約が進み、彼らに追い付くには巨額買収に動かざるを得なかった面もある。日本政府が計画する日本郵政株の追加売却にも影響が出そうだ。
グローバル化でつまずき
「グローバルに生きていく第一歩が始まった」。2015年...
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