2019年2月24日(日)

ヤマトHD、マレーシア宅配2位に23%出資

2016/1/21 20:34
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ヤマトホールディングスは21日、マレーシアの宅配便大手GDエクスプレス(GDEX)に出資し、業務提携すると発表した。同社の第三者割当増資を引き受け、既存株主からも株式を取得して計23%を出資する。総投資額は約150億円となる見込み。マレーシア周辺の物流網を拡充し、東南アジア域内の物流需要を取り込む。

GDEXは1996年設立で、マレーシア証券取引所に上場している。同国の宅配便市場で約2割のシェアを持ち、郵便事業を手掛けるポスマレーシアの宅配便子会社に次ぐ2番手の位置につけている。企業間の小口輸送に強みを持ち、2015年6月期の連結業績は売上高は1億9700万リンギ(約53億円)だった。

ヤマトはGDEXが16年2月に実施する第三者割当増資を引き受け、9.1%の株式を約58億円で取得する。その後、既存株主からも株式を追加取得し、出資比率を23%まで引き上げる。3月末までにGDEXを持ち分法適用会社とする方針だ。

ヤマトは11年から子会社のマレーシアヤマト運輸を通じてクアラルンプールなどの都市部を中心に宅配事業を手掛けているが、年間売上高は数億円にとどまっている。マレーシア全土に物流網を持つGDEXに配達を委託することなどで事業を拡大。両社を合わせてポスマレーシア子会社を超えるシェアに伸ばす。

15年12月に東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(AEC)が発足し、マレーシアをはじめとする東南アジア域内の物流市場は拡大が見込まれる。11年に9兆円だった東南アジア域内の物流市場の規模は25年に18兆円まで倍増する見通し。ヤマトはマレーシアを拠点に東南アジア各国間の物流や日本との物流を強化する。

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