東芝、田中社長の辞任発表 室町会長が社長兼務

2015/7/21付
保存
共有
印刷
その他

東芝は21日、不適切会計問題で辞任する田中久雄社長(64)の後任に室町正志会長(65)を充てる人事を発表した。会長職を兼務する。トップの関与で損失を先送りした責任を取り、田中社長や前社長の佐々木則夫副会長(66)ら取締役16人の半数が同日付で辞任する。前々社長の西田厚聡相談役(71)も辞任する。早期に当面の体制を固めて社内外の信頼を取り戻す狙いがある。

室町会長は22日付で社長を兼務する。9月開催予定の臨時株主総会までの暫定的な体制となる。室町氏が再発防止策を取りまとめるほか、8月中旬にも新経営陣を公表する。臨時総会で経営陣を刷新する。

室町氏は半導体のエンジニア出身。半導体部門の社内カンパニーの社長や本体の副社長を務めた後、2012年に常任顧問に退いていた。13年に取締役に復帰した。西田氏が会長を退く際、前社長の佐々木副会長が昇格せず、取締役だった室町氏が会長となる異例の人事をたどった経緯がある。

20日公表した第三者委員会の調査報告書では、インフラやパソコン、半導体など各事業部門のトップの責任も厳しく追及された。社内の監査体制の不備も指摘された。各事業部門を担当する副社長の下光秀二郎(62)、深串方彦(61)、小林清志(60)、真崎俊雄(62)の4氏と、社内の監査委員会の委員長を勤める久保誠取締役(63)が辞任する。財務部門担当の前田恵造取締役(58)は取締役を辞任し、代表権のない執行役専務となる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]